2012年9月15日土曜日

痛みのペインスケール、、、愛犬たちの‘いたみ’はどのくらい!?



4日前の記事『誤飲事故について』の記事で調べ物をしていましたら
「動物のいたみ研究会」によるインタビュー記事が目に留まりました
愛犬たちの‘いたみ’はどのくらい!?を計るペインスケール
興味深いお話でした









最初に、こんなクイズが冒頭にありました
あなたもお考えになってみてください^^

Q1:犬は痛みをヒトのように感じない?

Q2:手術時は犬も痛いと感じる?  

Q3:犬は痛みがあると必ず「キャン」と鳴いて知らせる?

Q4:多少の痛みは我慢させたほうが犬のため
   だから薬はいらない?

Q5:手術の時も、関節炎になったときも
   使える動物用の痛み止めはある?

           ・・・答えは最下段に




























<インタビュー記事に掲載されていたイラスト>





さて次のようなペインスケール(判定尺度のための項目)がありました
愛犬愛猫さんに痛みの兆候がみうけられるとき

どうぶつ病院に連れていくべきか否かの判断基準にできると思います
(本来は獣医師・病院スタッフ向けにつくられたものです)
わたしも記録替わりにここに記載しておこうと思いました


【LEVEL:0】
・痛みの兆候はみられない


【LEVEL:1】
・ケージから出ようとしない
・逃げる
・尾の振り方が弱々しい、または振らない
・ヒトが近づくと吠える
・反応がない
・そわそわ落ち着かない
・寝てはいないが目を閉じる
・元気がない
・動きが緩慢
・尾が垂れている
・唇をなめる
・術部を気にする(舐める・噛む)
・ケージの扉に背を向ける


【LEVEL:2】
・痛いところをかばう
・第3目瞼の突出
・アイコンタクトの消失
・自分からは動かない
・食欲低下
・じっとしている
・術部に触れられるのを嫌がる
・耳が垂れたり平たくなっている
・たったり座ったり


【LEVEL:3】
・背中を丸めている
・心拍数増加
・攻撃的になる
・呼吸が速い
・間欠的に唸る
・間欠的に鳴く
・体が震えている
・額にシワを寄せた表情をする
・体に触れたり動かそうとすると怒る
・よだれ
・横臥位にならない
・過敏
・術部を触ると怒る


【LEVEL:4】
・持続的になきわめく
・全身の硬直
・間欠的になきわめく
・持続的に鳴く
・持続的に唸る
・食欲廃絶
・散瞳
・眠れない





インタビューの最後には
これからのどうぶつ医療の向かうべきことが書いてありました


犬猫をはじめウサギなどの小動物や牛馬にも
ウェルフェアを施そう


なにか苦しみ痛みがあったら取り除いてあげよう






うれしい進化、ありがたい進展です
どうぶつ達に胸を張ってあわせる顔ができました^^



























店長 岡崎です
ご意見ご感想などお待ちしております 
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Q1:× ヒトと同様の神経構造なのでヒトとおなじく痛みを感じる、というのが現在の見解

Q2:○ 現在は全身麻酔をほどこすようになってきた。また術後に鎮痛薬も用いるようになった     

Q3:× 鳴き叫ぶ、は痛みのサインだが、声もでないほど痛く苦しいということもある

Q4:× 痛み止めを使うことで回復も早い

Q5:○ ある。日本では獣医師が人用医薬品を動物に使うことができる



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